15 ― 2017年08月15日

小学生の頃､不思議な思い出がある

ある日､クラスメートで何度か一緒に遊んだ事のあるA君に

｢日曜日遊ぼう｣と誘われた

それほど親しい訳でもなかったが､OKして日曜日に会った

するとA君､｢行きたい所がある｣と言って

なぜか個人経営の小さな美容室へオレを連れて行った

｢なぜこんな所へ?｣と不思議に思っていると

A君は｢ここウチの親戚なんだ｣と説明した

まぁ､オレはあまり細かい事は気にしないガキだったので

その美容室の庭で遊ぼうとしたら､なぜかそこに隣のクラスで

やはり何度か一緒に遊んだ事のあるB君が居るではないか

｢なんでここにB君が居るんだ?｣と頭に疑問が湧いたけど

その美容室に居たオバサンが｢一緒に遊びなさい｣と言うので

とりあえず一緒に遊ぶ事になった

A君とB君は互いに面識がなく､最初はぎこちなかったが

そこは子供､結局は一緒になって遊んだ


当然､ガキだったのでこの時の事は不思議に思いつつも

当時は事情を知らなかったけど､後になって真相を知った

何と､このB君の父親がこの美容室のオバサンと再婚する事になり

つまりはA君とかなり近い親戚になったのだ

だが､A君とB君は互いに面識がなかったので

そこで二人を知ってるオレを使って互いの顔合わせをさせた訳だ

何も知らないオレは上手く利用されて

知らぬ間に仲介役をやらされていたんだな､調子の良い話だ


ちなみにB君の父親と美容室のオバサンは

その後わりとあっさり離婚してしまったらしい…

by 雨月 [戯言] [コメント(2)｜トラックバック(0)]