7 ― 2017年11月07日

高校を卒業して､まだ日も浅かった頃の話

ある夜､アダルトビデオの情報雑誌を読んでいたら

(こんな感じの奴)
新人のAV女優欄を見て､激しい動揺に襲われた

何とその女優名の中に

高校時代に好きだった子と同姓同名があったからだ


まさか彼女が･･･いやいやAVに本命で出る人は居ないだろう

でも確か彼女は､市会議員の厳格な親を嫌ってて

その反抗から､わざと本命で女優になったのでは？

性格的に､そんなヤンチャをしそうなタイプだったから･･･


雑誌にはリスト名だけで､写真が無かったから顔の確認が出来ず

ネットもない時代、しかもエロ系情報を仕入れるのは簡単でなく

もう不安や､よくわからない衝動や考えが頭の中でグルグル回って

混乱した挙句｢これは現物を買うしかない｣との結論に至った


だが､そこはクソ田舎町､新作アダルトビデオが

発売日に入荷する品揃えの良い店なんてありゃしねぇや

もっとも､町内の店でそんなモノを堂々と買って

万が一周囲にバラされたら恥ずかしいし

実はビデオじゃなくて､当時の最先端だった

LDソフト版の方が欲しかったから

わざわざ､まだオタクの街ではなかった

電気街のアキバまで買いに出掛けたのだ


ブツは無事にアキバで入手完了､さすがは大都会

例の女優は､やはり同姓同名と言うだけでまったくの別人だったけど

どこか不思議な縁がある気がして､そのまま買って帰って来た


当時はまだLDプレーヤーを持っていなかったので

｢いつか見るぞ｣と封印したまま時は流れて行き

やがて訪れるDVDブームの波で､彼女の作品もDVDベストとなり

そちらを入手したので､今やこのディスクも無用の長物になった訳だが

儚い大切な思い出として､しっかり保存してあったりするのだw

by 雨月 [戯言] [コメント(2)｜トラックバック(0)]